Top / :検証 / LB12更改

RHEL7系へのJP1/PFMエージェントのインストール手順

基礎知識

LinuxでCD/DVDをマウントする方法

  1. オートマウントされるか確認する。
    1. (外付けの場合のみ)DVDドライブを接続する。
    2. メディアを挿入する。
    3. # df で確認する。
    4. オートマウントされる設定であれば、/media/xxxxx〜や、/run/media/〜というマウントが出来ている。
      1. そのdir名がマウント先なので覚えておく。以降のマウント手順は不要。
  2. オートマウントされなければ、手動でマウントする。
    1. まずドライブのデバイス名を調べる。
      1. # dmesg | grep "CD"
      2. sr 3:0:0:0: Attached scsi CD-ROM sr0 などと表示される。
      3. このsr0の所がドライブのデバイス名(/dev/sr0)と分かる。大抵はsr0かsr1。
    2. マウント先dirを作成する。
      1. # mkdir /mnt/DVD とか。名前は任意。既にあるdirを使っても良い。
    3. 手動でマウントする。
      1. # mount -t iso9660 /dev/sr0 /mnt/DVD の様に<調べたデバイス名> <マウント先dir>を指定。
    4. # df で確認する。

LinuxでCD/DVDをアンマウント(取り出し)する方法

  1. 現在、CD/DVDのマウント先dir配下に居るなら、cdコマンドで別のdirに移動する。
  2. # umount /mnt/DVD の様に<マウント先dir>を指定してアンマウントする。
  3. # df で消えた事を確認する。

インストール手順

JP1に必要なrpmを予めインストールしておく

  • 以下のrpmを、RHEL7のDVDのPackages dirから、またはネットから取ってくる。
    • DVDのマウント方法は上の章を参照。
    • ネットとはRHELのサポートページから。
      • https://access.redhat.com/のログインから入る。
      • 上のDOWNLOAD、Red Hat Enterprise Linux、パッケージタブ、Search窓にrpm名(glibcなど)を入れる。
    • JP1は現状、32bit版しかないので、RHEL7が64bitであってもrpmは「i686版」を入れる点に注意。
    • 似た名称のrpmファイルが多いので間違えないように。特にnss-softokn-「freebl」が分かり難い。
    • バージョン番号等は環境によって違うので、適宜読み替えること。
  • 以下、長いコマンドは見易く改行しているが、コマンド投入は1行で良い。
    • コピペできないコンソール画面から手入力で手順書書いているので、細かい誤字は容赦頂きたい。
# rpm -ivh  \
#     libstdc++-4.8.5-e.el7.i686.rpm \
#     libgcc-4.8.5-4.el7.i686.rpm \
#     glibc-2.17-105.el7.i686.rpm \
#     nss-softokn-freebl-3.16.2.3-13.el7_1.i686.rpm

インストールが終わったらDVDをアンマウントしておく。

JP1/PFMエージェントをインストールする

  1. JP1/PFMエージェントのDVDを挿入する。
  2. マウントする。
    1. DVDのマウント方法は上の章を参照。
    2. # df でマウントできている事、マウント先dir名を確認する。
      1. ややこしい事に、オートマウントと手動マウントでは実行権が変わる。インストーラの起動方法を別々に示す。
  3. オートマウントの場合
    1. マウント先が/run/media/(アカウント名)/(DVD名)だと思う。
      1. 私が試した時は、/run/media/root/DXRS23V111 だった。DVD名はDVD次第なので読み替えること。
    2. JP1/PFMのインストーラを起動する。
      1. # bash (マウント先)/(メディア名)/linux/setup <linuxの前までのパス>
      2. 例) # bash /run/media/root/DXRS23V111/linux/setup /run/media/root/DXRS23V111
  4. 手動マウントの場合
    1. JP1/PFMのインストーラを起動する。
      1. # (マウント先)/(メディア名)/LINUX/SETUP <LINUXの前までのパス>
      2. 例) # /mnt/DVD/LINUX/SETUP /mnt/DVD
  5. (あとはRHEL6までのインストール手順と同じ)
  6. JP1/PFM - BASEをインストールする。
    1. カーソルをJP1/PFM - BASEに合わせ、スペースキーで選択し、左に@マークを付ける。
      1. カーソルはカーソルキー、(vi同様に)jとkで上下に移動できる。
    2. i でインストールを選択
    3. y で承諾。
    4. JP1マネージャのホスト名を聞かれるので、ari-mresm01とか(拠点毎の指定の)ホスト名を入力する。
      1. 卸町はsen-mresm01、有明はari-mresm01、あとは全て蔵前と同じでkra-mresm01を指定。
    5. Installation completed.が出れば完了。
      1. BASEの方はAgentより長くて、1〜2分待たされるので(99%で止まっている様で焦るが)じっと待つ。
    6. q で抜ける。
  7. JP1/PFM - Agentをインストールする。
    1. カーソルをJP1/PFM - Agent〜に合わせ、スペースキーで選択し、左に@マークを付ける。
    2. i でインストールを選択
    3. y で承諾。
    4. Installation completed.が出れば完了。
    5. q で抜ける。
    6. q でインストーラを終了させる。

JP1/PFMエージェントを設定する。

  • 監視網仕様書通りに実行すると、RHEL7ではポートが既に使われている、とエラーになる。
  • ただ、監視網仕様書ではこの手順を実行しているが、実際には不要と思われる。
    • 日立のJP1/PFMのマニュアルには、デフォルト値からポート番号を変更する場合だけ実行、とある。
  • よってこの手順は、今のところ不要と判断する(どうせエラーになるから実行できないし)。

自動起動スクリプトの登録

  1. # cd /opt/jp1pc
  2. # cp -p jpc_start.model jpc_start
  3. # cp -p jpc_stop.model jpc_stop

JP1のhostsファイルを登録する。

  1. # vi /opt/jp1pc/jpchosts で拠点毎に以下を追記する。
    1. 有明の場合
      1. ari-mresm01 10.159.216.38
      2. ari-mnetm01 10.159.216.36
    2. 卸町の場合
      1. sen-mresm01 10.159.215.10
      2. sen-mnetm01 10.159.215.9
    3. その他の拠点の場合
      1. kra-mresm01 10.159.213.10
      2. kra-mnetm01 10.159.213.9

JP1サービスを起動する

  1. # /opt/jp1pc/tools/jpcspm start -key all で起動。
  2. # /opt/jp1pc/tools/jpctool service list -key all で確認。
    1. 私が試した環境(スタンドアローン)では確認できなかった。
    2. 恐らくマネージャと繋がる環境で試さないとだめ?

メモ

インストーラのメモ

インストーラのキー入力

  • 大文字でも小文字でもいいみたい。例えばインストール時は I でも i でも同じ。
  • 一度インストールに失敗していると、Do you want to continue〜って聞かれる? y で承諾。

インストールが失敗した時

  • /etc/.hitachi/.hitachi.log にログが記録されるので、よく読めばエラー原因が分かる。
    • ログは01, 02, ... とリネーム退避されるようだ。
    • うわっ、とならずちゃんと英語読む様に。
    • 大抵はrpm不足だと思われる。
  • インストールが途中で失敗すると、再実施してもホスト名が設定できず不安になる。
    • 最終的に以下の「ホスト名を再指定したい時」を実施した方が良いと思う。

ホスト名を再指定したい時

  • 一旦アンイストールしてから、再度インストールするのが確実。
    • インストーラを起動させたら、d でDeleteが選べる。同様に選択して削除する。
    • その後で、改めてインストーラを起動すれば、ホスト名を再度投入できる。

メモ


( 訪問者数: 28, 本日: 1, 昨日: 0 )

トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
最終更新: 2017-01-17 20:21:15 (2675d)