RHEL7系へのJP1/PFMエージェントのインストール手順
基礎知識 †
LinuxでCD/DVDをマウントする方法 †
- オートマウントされるか確認する。
- (外付けの場合のみ)DVDドライブを接続する。
- メディアを挿入する。
- # df で確認する。
- オートマウントされる設定であれば、/media/xxxxx〜や、/run/media/〜というマウントが出来ている。
- そのdir名がマウント先なので覚えておく。以降のマウント手順は不要。
- オートマウントされなければ、手動でマウントする。
- まずドライブのデバイス名を調べる。
- # dmesg | grep "CD"
- sr 3:0:0:0: Attached scsi CD-ROM sr0 などと表示される。
- このsr0の所がドライブのデバイス名(/dev/sr0)と分かる。大抵はsr0かsr1。
- マウント先dirを作成する。
- # mkdir /mnt/DVD とか。名前は任意。既にあるdirを使っても良い。
- 手動でマウントする。
- # mount -t iso9660 /dev/sr0 /mnt/DVD の様に<調べたデバイス名> <マウント先dir>を指定。
- # df で確認する。
LinuxでCD/DVDをアンマウント(取り出し)する方法 †
- 現在、CD/DVDのマウント先dir配下に居るなら、cdコマンドで別のdirに移動する。
- # umount /mnt/DVD の様に<マウント先dir>を指定してアンマウントする。
- # df で消えた事を確認する。
インストール手順 †
JP1に必要なrpmを予めインストールしておく †
- 以下のrpmを、RHEL7のDVDのPackages dirから、またはネットから取ってくる。
- DVDのマウント方法は上の章を参照。
- ネットとはRHELのサポートページから。
- JP1は現状、32bit版しかないので、RHEL7が64bitであってもrpmは「i686版」を入れる点に注意。
- 似た名称のrpmファイルが多いので間違えないように。特にnss-softokn-「freebl」が分かり難い。
- バージョン番号等は環境によって違うので、適宜読み替えること。
- 以下、長いコマンドは見易く改行しているが、コマンド投入は1行で良い。
- コピペできないコンソール画面から手入力で手順書書いているので、細かい誤字は容赦頂きたい。
# rpm -ivh \
# libstdc++-4.8.5-e.el7.i686.rpm \
# libgcc-4.8.5-4.el7.i686.rpm \
# glibc-2.17-105.el7.i686.rpm \
# nss-softokn-freebl-3.16.2.3-13.el7_1.i686.rpm
インストールが終わったらDVDをアンマウントしておく。
JP1/PFMエージェントをインストールする †
- JP1/PFMエージェントのDVDを挿入する。
- マウントする。
- DVDのマウント方法は上の章を参照。
- # df でマウントできている事、マウント先dir名を確認する。
- ややこしい事に、オートマウントと手動マウントでは実行権が変わる。インストーラの起動方法を別々に示す。
- オートマウントの場合
- マウント先が/run/media/(アカウント名)/(DVD名)だと思う。
- 私が試した時は、/run/media/root/DXRS23V111 だった。DVD名はDVD次第なので読み替えること。
- JP1/PFMのインストーラを起動する。
- # bash (マウント先)/(メディア名)/linux/setup <linuxの前までのパス>
- 例) # bash /run/media/root/DXRS23V111/linux/setup /run/media/root/DXRS23V111
- 手動マウントの場合
- JP1/PFMのインストーラを起動する。
- # (マウント先)/(メディア名)/LINUX/SETUP <LINUXの前までのパス>
- 例) # /mnt/DVD/LINUX/SETUP /mnt/DVD
- (あとはRHEL6までのインストール手順と同じ)
- JP1/PFM - BASEをインストールする。
- カーソルをJP1/PFM - BASEに合わせ、スペースキーで選択し、左に@マークを付ける。
- カーソルはカーソルキー、(vi同様に)jとkで上下に移動できる。
- i でインストールを選択
- y で承諾。
- JP1マネージャのホスト名を聞かれるので、ari-mresm01とか(拠点毎の指定の)ホスト名を入力する。
- 卸町はsen-mresm01、有明はari-mresm01、あとは全て蔵前と同じでkra-mresm01を指定。
- Installation completed.が出れば完了。
- BASEの方はAgentより長くて、1〜2分待たされるので(99%で止まっている様で焦るが)じっと待つ。
- q で抜ける。
- JP1/PFM - Agentをインストールする。
- カーソルをJP1/PFM - Agent〜に合わせ、スペースキーで選択し、左に@マークを付ける。
- i でインストールを選択
- y で承諾。
- Installation completed.が出れば完了。
- q で抜ける。
- q でインストーラを終了させる。
JP1/PFMエージェントを設定する。 †
- 監視網仕様書通りに実行すると、RHEL7ではポートが既に使われている、とエラーになる。
- ただ、監視網仕様書ではこの手順を実行しているが、実際には不要と思われる。
- 日立のJP1/PFMのマニュアルには、デフォルト値からポート番号を変更する場合だけ実行、とある。
- よってこの手順は、今のところ不要と判断する(どうせエラーになるから実行できないし)。
自動起動スクリプトの登録 †
- # cd /opt/jp1pc
- # cp -p jpc_start.model jpc_start
- # cp -p jpc_stop.model jpc_stop
JP1のhostsファイルを登録する。 †
- # vi /opt/jp1pc/jpchosts で拠点毎に以下を追記する。
- 有明の場合
- ari-mresm01 10.159.216.38
- ari-mnetm01 10.159.216.36
- 卸町の場合
- sen-mresm01 10.159.215.10
- sen-mnetm01 10.159.215.9
- その他の拠点の場合
- kra-mresm01 10.159.213.10
- kra-mnetm01 10.159.213.9
JP1サービスを起動する †
- # /opt/jp1pc/tools/jpcspm start -key all で起動。
- # /opt/jp1pc/tools/jpctool service list -key all で確認。
- 私が試した環境(スタンドアローン)では確認できなかった。
- 恐らくマネージャと繋がる環境で試さないとだめ?
メモ †
インストーラのメモ †
インストーラのキー入力 †
- 大文字でも小文字でもいいみたい。例えばインストール時は I でも i でも同じ。
- 一度インストールに失敗していると、Do you want to continue〜って聞かれる? y で承諾。
インストールが失敗した時 †
- /etc/.hitachi/.hitachi.log にログが記録されるので、よく読めばエラー原因が分かる。
- ログは01, 02, ... とリネーム退避されるようだ。
- うわっ、とならずちゃんと英語読む様に。
- 大抵はrpm不足だと思われる。
- インストールが途中で失敗すると、再実施してもホスト名が設定できず不安になる。
- 最終的に以下の「ホスト名を再指定したい時」を実施した方が良いと思う。
ホスト名を再指定したい時 †
- 一旦アンイストールしてから、再度インストールするのが確実。
- インストーラを起動させたら、d でDeleteが選べる。同様に選択して削除する。
- その後で、改めてインストーラを起動すれば、ホスト名を再度投入できる。
メモ †
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